「夢で逢いましょう」は、1961年4月8日から1966年4月2日まで毎週土曜日の夜放送された日本放送協会(NHK)のバラエティ番組「夢であいましょう」(曲と同名であるが、番組名は「逢」が「あ」と表示されていた)の主題歌です。

 

 作詞:永 六輔、作曲:中村 八大のコンビによる作で、愛称「おスミ(さん)」と呼ばれて親しまれているラテン・歌謡曲の歌手坂本 スミ子(1936年11月25日 - )が演唱したものです。
 この曲は、非常に短く覚えやすい楽曲で、50年以上前のまだテレビの普及していない当時でもこの歌を知らない人はいませんでした。

 

 なお、現在82歳のおスミさんは、義母の後を継いで熊本市で保育園と幼稚園を併設する聖母幼愛園で園長を務めた後名誉園長に就任していますが、歌手と女優業も続けています。

 

 今回は、天涯海角の朋友に思いを寄せて、往年のおスミさんの演唱でご紹介します。

 

 

  夢で逢いましょう   在夢中相逢吧

 

  夢であいましょう         在夢中相逢吧
  夢であいましょう         在夢中相逢吧
  夜があなたを抱きしめ     夜晚和善地擁抱你
  夜があなたに囁く        夜晚再低聲私語你

 

  嬉しげに 悲しげに       看起來高興 看起來悲哀
  楽しげに 淋しげに       看起來快樂 看起來寂寞

 

  夢で夢で 君も僕も       在夢中在夢中 君和我都
  夢であいましょう         在夢中相逢吧

 

  

 


『夢であいましょう』歌坂本スミ子

 

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 【伊賀山居の最寄駅(歩いて24分)「近鉄桔梗が丘」】

 

 「瞳をとじて」(ひとみをとじて)は、2004年4月28日にシンガーソングライターの平井堅が発表した楽曲で、同年のオリコンシングルチャート年間1位を獲得しました。

 

 平井堅は、伊賀山人事務所の隣町、三重県名張市桔梗が丘の出身です。
 その風貌と長身から外国人と間違われることがよくありますが、インド人のような顔つきの父親に似ただけで、本人も両親も純粋な日本人です。

 

 彼は、地元の三重県立上野高校を卒業後、横浜市立大学に進学し在学中から横浜市内のライブハウス専属の歌手等で活動する傍ら、Sony Music Entertainment Auditionに自作ビデオを応募し入選したのをきっかけに1993年よりソニーレコードと契約し、大学卒業後の1995年にはCDデビューも果たしました。
 しかしながら、なかなかヒット曲に恵まれず、2000年にリリースした8枚目のシングル「楽園」が漸くヒットした時には、既に28歳になっていた遅咲きの実力派歌手です。

 

 「瞳をとじて」は、その4年後2004年5月に公開された映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の主題歌として作ったものです。
 この曲で、平井堅は2004年度の『第55回NHK紅白歌合戦』に出場を果たしました。

 

 歌詞の内容は、映画の中で白血病で死んだ高校時代の恋人のことを想う男の哀情を詠じたものです。

 從って、歌詞冒頭に見える「君の抜け殻が横にいる」「いつもの背中が冷たい」との表現は、現実の描写ではなく死別した恋人への思いを象徴的に表現したものです。 

 

 

 

 

  瞳をとじて             輕閉雙眼

 

朝目覚める度に 君の抜け殻が横にいる    每當早晨醒來時 你的軀殼就躺在身旁
asa mezameru tabi-ni kimi-no nukegara-ga yoko-ni iru
ぬくもりを感じた いつもの背中が冷たい    總是感覺到溫熱的背 如今卻是冰冷的
nukumori-wo kanjita itsumono senaka-ga tsumetai
苦笑いをやめて 重いカーテンを開けよう   別苦笑了 將沉重的窗簾拉開吧
nigawarai-wo yamete omoi kaaten-wo akeyoh
眩しすぎる朝日 僕と毎日の追いかけっこだ  炫目的早晨 追逐著我的每一天
mabushi-sugiru asahi boku-to mainichi-no oikakekko-da
あの日 見せた泣き顔                那一天 看見哭泣的臉
anohi miseta nakigao
涙照らす夕陽 肩のぬくもり             是夕陽照著淚水 而肩膀的溫熱
namida terasu yuuhi kata-no nukumori
消し去ろうと願う度に                 總希望能夠揮灑而去
keshisarou-to negau tabi-ni
心が 体が 君を覚えている              我的心和身體都惦記著你
,kokoro-ga , karada-ga , kimi-wo , oboete-iru

 

Your love forever                    你的愛是永恆

    

瞳をとじて 君を描くよ                 輕閉雙眼 在心中描繪你的樣子 
hitomi-o tojite , kimi-wo egakuyo ,
それだけでいい                     這樣就行了
soredakede ii
たとえ季節が 僕の心を 置き去りにしても   即使季節 將我的心棄置不顧
tatoe kisetsu-ga , boku-no kokoro-wo , okizari-ni shitemo

 

いつかは君のこと                   總有一天 你的全部 
itsuka-wa kimi-no koto
なにも感じなくなるのかな              也都會慢慢變得沒有感覺吧
nani-mo kanjinaku naru-no-kana
今の痛み抱いて 眠る方がまだいいかな    所以我抱著這股沉痛 睡著會比較好吧
ima-no itami daite , nemuru hou- ga mada iikana
あの日 見てた星空                 那一天所看見的星空 
ano-hi , miteta hoshizora
願いかけて 二人探した光は           是我們兩人找到的 乘載著願望的光
,negai kakete , futari sagashita hikari-wa 
瞬く間に消えてくのに                雖然一瞬間便消失而去
mabataku-ma-ni kiete-ku-noni  
心は 体は 君で輝いてる             但是我的心與身體 卻都因你而綻放光芒
kokoro-wa , karada-wa , kimi-de kagayaite-ru

 

I wish forever                      我期望永遠

 

瞳をとじて 君を描くよ                  輕閉雙眼 在心中描繪你的樣子
hitomi-o tojite , kimi-wo egaku-yo
それしか出来ない                  只能這麼做
,soreshika dekina i
たとえ世界が                     即使世界
tatoe sekai-ga
僕を残して 過ぎ去ろうとしても          將我棄置而去
boku-o nokoshite , sugisarou-to shitemo

 

Your love forever                                   你的愛是永恆

 

瞳をとじて 君を描くよ                輕閉雙眼 在心中描繪你的樣子
hitomi-o tojite , kimi-wo egaku-yo 
それだけでいい                  這樣就行了
,soredakede-ii 
たとえ季節が                   即使季節
tatoe kisetsu-ga
僕を残して 色を変えようとも         將我棄置景色皆變
boku-wo nokoshite , iro-o kaeyou-tomo
記憶の中に君を探すよ それだけでいい  我還是在記憶中找尋你 這樣就行了
kioku-no naka-ni , kimi-wo sagasu-yo , soredakede-ii
なくしたものを 越える強さを          因為超越失去的強大力量
nakushita mono-wo , koeru tsuyosa-wo
君がくれたから                  是你給我的
 kimi-ga kureta-kara

 

君がくれたから…                是你給我的…
kimiga kureta-kara

 

 

 

 

 

 

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 「ゴンドラの唄」(ゴンドラのうた)は、「琵琶湖周航の歌」が作られる2年前の1915年(大正4年)に発表された歌謡曲です。
 作詞は吉井勇、作曲は中山晋平、新劇女優の松井須磨子により歌唱されました。
 作詞家の吉井勇は、当時の文豪森鴎外に心酔しており、この歌詞にも鴎外の翻訳したアンデルセンの「即興詩人」の一部を引用しています。

 

 この歌に見える「ゴンドラ(gondola)」とは、イタリアのヴェネツィアの運河で使われている幅の狭い小船のことですが、歌詞の中には全く出てきません。 

 

 この歌は元々、日本の芸術座第5回公演『その前夜』(原作ツルゲーネフ)の劇中歌として作られ、ヴェネツィアの船頭の舟歌という設定になっています。

 

 原作の「その前夜」の粗筋は、モスクワ貴族の令嬢であるエレーナが、ブルガリア独立運動の闘士インサーロフに理想の英雄の姿を見出だして恋に落ちます。

 二人は周囲の反対を押し切って結婚し、親を捨て家を捨ててブルガリアを目指して旅立ちます。

 ところが、その旅の途上のヴェネツィアで新郎のインサーロフが病を得て死亡してしまいます。

 妻のエレーナは夫の遺志を継いで独立運動を遂行するため単身ブルガリアに向かうという筋書きです。

 

 そして、日本の芝居の中では劇中のヒロインであったエレーナ(松井須磨子)が、新婚の夫インサーロフの突然の客死に際し、追憶と共にこの舟歌を歌唱するという筋書きになっています。
 蛇足ながら、ツルゲーネフの原作にはそのような場面はありません。

 

 歌詞の内容は、直截的に乙女に恋愛を勧めるもので、この舟歌に仮託してエレーナとインサーロフの境遇を婉曲に表現したものです。

 

 昔はロシアでも貴族の令嬢が親の承諾もなく外国人と恋愛結婚することなど論外でありました。

 また、日本では一般庶民でも自由恋愛などもってのほかと考えられていた時代でもあり、当時の恋愛に憧れる女学生を始め全国の乙女達の共感を得て、この斬新な歌が徐々に流行し、現在でも映画やドラマの挿入歌として歌い継がれています。

 

 100年前の松井須磨子による原唱レコードも残されていますが、余りにも雑音が多いので、今回は小林旭のカバー版でご紹介します。

 

 

[ゴンドラの唄]    [鳳尾船之歌]

 

いのち短し 恋せよ少女     生命短暫  去戀愛吧少女
朱き唇 褪せぬ間に        在朱唇尚未褪色時
熱き血潮の 冷えぬ間に    在熱血尚未冷卻時
明日の月日の ないものを   因為沒有明日歲月

 

いのち短し 恋せよ少女     生命短暫  去戀愛吧少女
いざ手をとりて 彼の舟に    攜手登上那艘船隻
いざ燃ゆる頬を 君が頬に   把熱頰貼上你臉龐
ここには誰れも 来ぬものを  因為此處無人會來

 

いのち短し 恋せよ少女    生命短暫  去戀愛吧少女
波に漂う 舟の様に        如同漂浮彼處的船
君が柔手を 我が肩に     以你柔夷搭我肩膀
ここには人目も 無いものを  因為此處無人窺探

 

いのち短し 恋せよ少女      生命短暫  去戀愛吧少女
黒髪の色 褪せぬ間に       在黑髮尚未褪色時
心のほのお 消えぬ間に     在熱情尚未熄滅時
今日はふたたび 来ぬものを  因為今日不會再

 

 


ゴンドラの唄 小林旭

 

 

少女易老戀難成,一寸光陰不可輕。
未覺池塘春草夢, 階前梧葉已秋聲。

 

盛年不重來, 一日難再晨。
及時當戀愛, 歳月不待人。

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