【讃美歌第二百四十三 「たふときわが友」(左頁)】
  
 今回は、前回ご紹介した「Molly Darling(愛しのモーリー:茉莉親愛的)」と曲調が似ているためしばしば混同される「たふときわが友」 (別題:「いつくしみ深き)」、原題:「What A Friend We Have In Jesus」)をご紹介します。
 この楽曲は賛美歌のひとつで、日本でもキリスト教会での結婚式や葬式などでよく歌われています。

 

 「たふときわが友(別訳:いつくしみ深き)」の歌詞と曲とはそれぞれ別々に作られたもので全く無関係なものでしたが、偶然の出来事により両者が組み合わされてこの楽曲は完成しました。
 なお、讃美歌には基本的に題名はなく讃美歌243番のように番号で呼ばれますが、便宜上歌詞の最初の一句を採って「たふときわが友」と称しています。これは、漢詩の中で二千年以上前に作られて、固有の題が不明である古詩十九首の個別の詩の呼び方と同じです。

 

 記事冒頭の画像は、基督教各派が合同で立ち上げた讃美歌委員会が明治33年(1900年)10月に編集して明治36年(1903年)12月26日に発行した本邦初の讃美歌集に楽譜を追加した増補版です。
 この当時は、和訳の歌詞は「たふときわが友」で始まるものでしたが、昭和6年(1931年)に「いつくしみ深き」から始まる別の訳詞も作られて、現在は後者の方が主流になっていますが内容はほぼ同じです。
 なお、この本は伊賀山人の祖母(M16.7.1ーS49.7.1、91歳の誕生日に永眠)が女学校の新米教師のころに教材として使用していたもので、伊賀山人博物院の収蔵品の一つです。

 

 この楽曲の原詩は、アイルランド人のジョセフ・スクライヴェン(Joseph M. Scriven、1819 - 1886)が1844年頃25歳の時にカナダに移住して、その10年後の1854年にアイルランドにいる病気の母親の為に作ったものです。

 

 スクライヴェンは1819年9月10日にアイルランドのシーパトリックに生まれました。
 ダブリンのトリニティ・カレッジを卒業して、文学士の資格を取り何かの事業をしていたようですが1844年頃 25歳の時に結婚式を目前にして破産してしまいました。
 そのことが原因で婚約者と別れることになったスクライヴェンは、キリスト教 プリマス・ブレザレン派の伝道師としてカナダに移住し、オンタリオ州で不幸な人や貧しい人への奉仕活動に一生を捧げました。
 カナダでは新しい婚約者も出来ましたが、彼女がプリマス・ブレザレン派の教理に従って再洗礼をうける ために冬のライス湖に入ったところ風邪をひいてしまい、それをこじらせて死去してしまいました。
 婚約者を二度も失うという悲劇に見舞われたスクライヴェンですが、イエス・キリストへの信頼の気持ちが揺らぐことはなく、その後も貧しい人々や身体の 不自由な人々など社会的弱者救済に熱心に取り組み、宗教活動と詩作の日々を送っていました。

 

 そのような中で、1854年に故郷のアイルランドから母危篤の知らせが届きます。
 しかし、一時期オンタリオ州の學校で教鞭をとって収入を得ていたこともあるスクライヴェンですが、貧しい伝道師としての生活が長かった彼には旅費を工面することができませんでした。
 そこで、涙にくれながら一片の詩を書いて母に贈りました。
 それがこの What a friend we have in Jesus(たふときわが友:いつくしみ深き)です。
 歌詞の内容は、イエスへの信仰により悩みや苦しみを癒そうと呼びかけるものになっています。

 從って、決してお目出度い詩ではないので、あまり結婚式に相応しい讃美歌とは言えません。

 

 作詩当時は一般公開する予定はありませんでしたが、1864年にHasting, Social Hymns,という讃美歌集に匿名で収録しました。
 その後、福音唱歌系の歌集に転載されて、一般の礼拝用歌集にも収録されるようになりました。

 

 その内容に感動した多くの人々がこれに曲を付けたので多くのバージョンが存在しますが、現在最も有名なのはアメリカ人のチャールズ・クローザット・コンヴァース(Charles Crozat Converse 1832年10月7日 - 1918年 10月18日)が作曲したものです。

 

 コンヴァースは、1855年から1859年まで、ドイツに留学してライプツィヒで法律と音楽を学び 、1857年に帰国して1861年にアルバニー法律学校を卒業しています。

 

 その後彼は、アメリカ合衆国の弁護士として成功しています。
 その間、作曲は趣味として携わっていたようですが、教会音楽を中心に交響曲、管弦楽曲、室内楽曲、合唱曲等広範な楽曲を書いています。

 

 コンヴァースは、スクライヴェンの詩とは無関係に1868年に「 Erie (エリー)」という題の曲を書いていますが、この曲は「エリー湖」をテーマにするもので偶然にもスクライヴェンが当時住んでいたオンタリオ州はエリー湖畔の街ですが、二人は面識のない全くの他人でした。またこの曲には歌詞は付けられていませんでした。

 

 コンヴァースがスクライヴェンの詩を知ったのは、「 Erie (エリー)」を作曲して間もなくのことで、当時著名な職業作曲家であった Ira David Sankey (1840-1908)が自身の歌曲集の中にスクライヴェンの詩に曲を付けたものを収録しているのを見た時でした。
 コンヴァースは、この「What a Friend we have in Jesus(たふときわが友)」の詩が自分の書いた「 Erie (エリー)」の曲にピッタリであることに気付き、両者をセットにして1870年にSilver Wings,1870に発表しました。
 その後、Gospel Hymns and Sacred Songs,1875に掲載されて評判となり全米に広まりました。
 この曲がヒットしたことにより、それまで匿名であった作詩者のスクライヴェンの名も世に知られるようになりました。

 

  日本でも1870年代には讃美歌として伝わり教会では演唱されていたものと思いますが、讃美歌として正式に編集されたのは前述のとおり1900年のことでした。

 

 更に日本では、この曲に全く別の歌詞を付けて文部省唱歌に転用しています。
 1910年には「教科統合中学唱歌第2巻」に杉谷代水作詞の「星の界(よ)」、1952年に出版された「小学校用音楽五」には川路柳虹作詞の「星の世界」が 収録されています。
 その他にも、「母君にまさる」その他の題名で母親の情愛を歌った日本語歌詞も複数存在します。

 

 今回は、アメリカの国民的歌手で、「絹の声」と謳われたパティ・ペイジ(Patti Page、本名:Clara Ann Fowler、1927年11月8日 - 2013年1月1日)の演唱でご紹介します。
 なお、この演唱は、録音時間の関係で原詞を少し省略しています。省略部分については、英文歌詞を細字で表記しておきます。

 

 和訳は、本邦初の讃美歌集から「たふときわが友」を引用して、「いつくしみ深き」の方は参考添付にしておきます。なお、原訳詩は変体仮名(筆者注:変体仮名とは明治初期まで使われていたひらがなの一種。現在のひらがなは1音1字に統一されているが、明治初期までは1音に複数のひらがながあった。)で書かれていますが、現行のひらがなに書き換えてご紹介します。

 

 

What a Friend we have in Jesus
たふときわが友 エスキリストは
我們在耶穌裡有多麼的朋友
                                                                             作詞:Joseph M. Scriven(1855)  
                                                                             作曲:Charles C. Converse (1868)
1
 What a Friend we have in Jesus,
  All our sins and griefs to bear!
What a privilege to carry
  Everything to God in prayer!
O what peace we often forfeit,
  O what needless pain we bear,
All because we do not carry
  Everything to God in prayer!

たふときわが友(とも) エスキリストは
つみとがうれひを とりさりたまふ
こゝろの悲歎(なげき)を つゝまずのべて
などかはおろさぬ おへるおもにを

我們在耶穌裡有多麼的朋友,
   我們所有的罪惡和悲傷!
有什麼特權要攜帶
   祈禱的一切都歸於上帝!
我們常常放棄什麼樣的和平,
   我們承受了什麼不必要的痛苦,
因為我們沒有攜帶
   祈禱中的一切都歸於上帝!

 

2
 Have we trials and temptations?
  Is there trouble anywhere?
We should never be discouraged,
  Take it to the Lord in prayer.
Can we find a friend so faithful
  Who will all our sorrows share?
Jesus knows our every weakness,
  Take it to the Lord in prayer.

たふときわがとも エスキリストは
われらのよわきを しりてあはれむ
なやみかなしみに しづめるときも
いのりにこたへて なぐさめたまはん

我們有試煉和誘惑嗎?
   有地方有麻煩嗎?
我們永遠不應氣餒,
   在禱告中把它帶到主面前。
我們能找到一個如此忠誠的朋友嗎?
   我們所有的悲傷都會分享誰?
耶穌知道我們的每一個弱點,
   在禱告中把它帶到主面前。

 

3
 Are we weak and heavy-laden,
  Cumbered with a load of care?
Precious Savior, still our refuge—
  Take it to the Lord in prayer;
Do thy friends despise, forsake thee?
  Take it to the Lord in prayer;
In His arms He’ll take and shield thee,
  Thou wilt find a solace there.

たふときわがとも エスキリストの
ふかきいつくしみ 永久(とは)にかはらず
世(よ)の友(とも)のわれを すてさるときも
いのりにこたへて 憐憫(いたは)りたまはん

我們是弱者還是沉重的,
   多重護理?
珍貴的救主,仍然是我們的避難所 -
   在禱告中把它帶到主面前;
你的朋友鄙視,拋棄你嗎?
   在禱告中把它帶到主面前;
在他的懷裡,他會接受並保護你,
   你會在那裡找到安慰。

 

『讃美歌』(1931年)

五三九 箴言 一八・二四

 

1.

いつくしみ深(ふか)き 友(とも)なるイエスは

つみとが憂(うれ)ひを とり去り給(たま)ふ

こころの悲歎(なげき)を 包(つつ)まずのべて

などかは下(お)ろさぬ おへる重荷(おもに)を

 

2.

いつくしみ深(ふか)き 友(とも)なるイエスは

われらの弱(よわ)きを しりて憐(あは)れむ

惱(なや)みかなしみに 沈(しづ)めるときも

いのりに應(こた)へて 慰(なぐ)さめたまはん

 

3.

いつくしみ深(ふか)き 友(とも)なるイエスは

かはらぬ愛(あい)もて みちびき給(たま)ふ

世(よ)の友(とも)われらを すてさる時(とき)も

いのりに應(こた)へて 勞(いた)はり給(たま)はん

 

底本: 日本基督教団讃美歌委員会編『讃美歌』日本基督教団讃美歌委員会、1954年5月改訂版

 

 


Patti Page - What A Friend We Have In Jesus

 

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 【オリオン座】

 

「冬の星座」(ふゆのせいざ)は、1947年(昭和22年)発行の国定教科書『中等音楽』に掲載された文部省唱歌です。
 この唱歌は、2007年(平成19年)に日本の歌百選の中の1曲に選ばれています。

 

  この唱歌は、1872年にウィリアム・ヘイス(William S. Hays, 1837 - 1907)によって作詞・作曲されたアメリカ合衆国のポピュラー・ソング「愛しのモーリー」(Mollie Darling)の曲だけを使用した替え歌になっています。

 

 作詞は、日本の作曲家、作詞家、訳詞家、音楽評論家でもあった堀内 敬三(ほりうち けいぞう、1897年(明治30年)12月6日 - 1983年(昭和58年)10月12日)が担当しています。
 なお、この曲は、堀内 敬三が作詞するよりも前に国文学者で歌人の中村秋香(なかむら あきか、1841年(天保12年)9月29日ー1910年(明治43年)1月28日)が作詞した「他郷の月」が明治時代に発表されています。

 

 原曲の「愛しのモーリー」が純粋な恋歌であるのに対し、「冬の星座」は清澄な星空を詠ずる叙景歌、「他郷の月」は郷愁を詠ずる抒情歌になっています。

 

 今回は、「冬の星座」を1980年代にNHK教育テレビの幼児向け番組『なかよしリズム』で、歌のお姉さん「Uちゃん」役を務めた土居 裕子(どい ゆうこ、1958年11月27日 - )の演唱でご紹介します。
 なお、「他郷の月」の歌詞も参考添付しておきます。

 

 

 冬の星座
 冬之星座
                      堀内敬三作詞・ヘイス作曲/文部省唱歌(中学一年)
木枯らしとだえて さゆる空より
地上に降りしく 奇(くす)しき光よ
ものみないこえる しじまの中に
きらめき揺れつつ 星座はめぐる

寒風中斷 從冷冽之天空
到地上落下一層 奇妙的光喲
人人皆能休息 在寂静裡

邊閃耀搖盪 邊星座繞轉

 

ほのぼの明かりて 流るる銀河
オリオン舞い立ち スバルはさざめく
無窮(むきゅう)をゆびさす 北斗の針と
きらめき揺れつつ 星座はめぐる

朦朧亮光 流動的銀河
獵戸座飛舞 昴宿星團喧嚷
指著無窮 北斗七星之針
邊閃耀搖盪 邊星座繞轉
 

「他郷の月」 (作詞:中村秋香)

 

よくと悦(よろこ)ぶ 父母(ちちはは)の君

あれ姉上と 驅(か)け来る妹(いもと)

戀しき我家(わがや)に 嬉(うれ)しや今

歸ると見しは 夢なりけり

 

宵(よい)の時雨(しぐれ)は 跡なく晴れて

傾(かたぶ)く月に 雁(かり)鳴き渡る

あはれあの雁も またわがごと

別れや来つる その故郷(ふるさと)

 

↓ お手数ですが、「この動画はYouTubeでご覧ください。」をクリックしてください。

~冬の星座~土居裕子

 

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                                                                                   (2016/6/14©moli'sBMW)

 

 「Molly Darling(愛しのモーリー:茉莉親愛的)」は、19世紀のアメリカの音楽家ウィリアム・シェークスピア・ヘイズ(William Shakespeare Hays、1837年7月19-1907年7月23日)が、1872年(日本の明治4年)に作詞・作曲した楽曲です。
 レコードやCDなど存在しない当時の音楽家は、楽譜を売ることにより生計を立てていました。
 この楽曲は、当時300万部を売り上げる大ヒットとなりました。

 

 作者の名のウィリアム・シェークスピアと言えば、「ハムレット」や「ロミオとジュリエット」など数多くの名作を著したイギリスの劇作家・詩人として名高いウィリアム・シェイクスピア( William Shakespeare, 1564年4月26日(洗礼日)ー 1616年4月23日(グレゴリオ暦5月3日))と同じ名ですが、出生名はミドルネームなしのウィリアム・ヘイズです。
 ヘイズは1856年から1857年にかけて、ケンタッキー州ジョージタウンの学校に在学中に学校の新聞を通して最初の詩を発表しました。
 その時付いたニックネームの「シェイクスピア」を、その後正式に自らのペンネームにしたものです。

 

 ヘイズの作風は、当時アメリカを代表する音楽家であり後に「アメリカ音楽の父」と称される スティーブン・コリンズ・フォスター(Stephen Collins Foster、1826年7月4日 - 1864年1月13日)とよく似ています。
 そのため、二人の作品はしばしば混同されますが、この「Molly Darling(愛しのモーリー)」は、ヘイズの作品です。

 

 この曲は日本でも文部省唱歌などに使用されており、「他郷の月(明治?年作詞:中村秋香、1841年9月29日-1910年1月28日)」や「冬の星座」(昭和22年作詞:堀内敬三、1897年12月6日 - 1983年10月12日)など数曲がありますが、いづれも原詞とは全く内容の異なる歌詞が付けられています。
 「他郷の月」は家族を夢にまで見る郷愁を、「冬の星座」は冬の星空の清澄な情景を詠じたものになっています。

 

 ヘイズの原詞は、モーリーという名の女を想う男の一途な愛情を詠じたものです。

 

 今回は、アメリカのカントリー歌手エディ・アーノルド(Richard Edward "Eddy" Arnold、1918年5月15日 - 2008年5月8日)の演唱でご紹介します。
 なお、アーノルドの演唱はレコードの録音時間の関係で、ヘイズが書いた原詞よりも少し省略されて短くなっています。

 

 

 Molly Darling
 愛しのモーリー
 茉莉親愛的
                 作詞・作曲:William Shakespeare Hays 演唱:Eddy Arnold

 

Won't you tell me, Molly darling,
That you love none else but me.
For I love you, Molly darling,
You are all the world to me.

どうか話しておくれ 愛しのモーリー
君は僕以外の誰も愛してはいないと
僕は君を愛しているのだから 愛しのモーリー
君は僕にとっては世界の全てなのだ

妳不會告訴我親愛的茉莉嗎
妳愛別人,但我
因為我愛妳親愛的茉莉
妳是我所有的全世界

 

O! tell me, darling, that you love me,
Put your little hand in mine,
Take my heart, sweet Molly darling,
Say that you will give me thine.

お~ 僕に言ってくれ愛する人よ、君も僕を愛していると
君の可愛い手を僕に差し入れて
僕の心を受け止めておくれ 優しい愛しのモーリ―
君も僕に君の心を与えると言っておくれ 

哦!告訴親愛的妳愛我
把妳的小手放在我
把我的心甜茉莉親愛的
說妳會給我妳的心甜

 

--- Instrumental ---

 

Stars are smiling, Mollie darling,
Thro' the mystic vail of night;
They seem laughing, Mollie darling,
While fair Luna hides her light;

星たちがほほ笑んでいるよ 愛しのモーリー
夜の神秘的な帳を透して
みんながまるで笑っているように見えるよ 愛しのモーリー
お月さまが顔を隠している限りはね

星們微笑著 親愛的茉莉
間疏夜晚神秘的帳子
星們簡直象看起來好像笑 親愛的茉莉
就只要月娘遮住臉 

 

O! no one listens but the flowers,
While they hang their heads in shame.
They are modest, Molly darling,
When they hear me call your name.

お~ 花たち以外は誰も聞いていないよ
みんなが恥ずかしそうに頭を垂れている限りはね
みんなは奥ゆかしいね 愛しのモーリー
僕が君の名を読んでいるのを聞いている時でもね

哦!誰都沒聽花們以外
就只要花們看起來害羞地垂下頭
花們謙虛 親愛的茉莉
在聽時也我讀妳的名

 

Molly, fairest, sweetest, dearest,
Look up, darling, tell me this;
Do you love me, Molly darling?
Let your answer be a kiss.

モーリー、 最高に綺麗で、最高に優しく、最高に可愛い、
顔を上げて、愛する人よ 僕に答えておくれ
ぼくを愛しているかい? 愛しのモーリー
君の答えはキスにしておくれ

茉莉最美麗最甜蜜最親愛的
看,親愛的告訴我這
妳愛我親愛的茉莉嗎?
讓妳的回答是一個吻

 

 


Molly Darling - Eddie Arnold 1957 LP

 

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