鳳飛飛【祝你幸福】.jpg

 

【祝你幸福】(あなたの幸せを願う)は、台灣の女歌手で鳳飛飛(1953年8月20日-2012年1月3日)が、1971年9月にデビューした翌年の1972年3月に初のアルバムレコードとして発表した同名のアルバムの12曲中2曲目に収録している表題曲です。

 

 作詞は林煌坤(1947年-)、作曲は林家慶(1934年4月17日-)で、鳳飛飛の本名が林秋鸞ですので、同姓の「林」が3人揃って曲作りをしたことになりますが、この3人に縁戚関係はありません。

 

 歌詞の内容は、1個の贈り物に託して相手の幸福を願う心情を素直に詠じたものです。

 

 この贈り物がどのようなものであったのかは歌詞の中には書かれていません。
 一見単純な歌詞ですが、贈り物そのものよりも、贈り物に託した気持ちの方が大切であると言外に主張しているように解釈できる深みのある作品に仕上がっています。。

 

 後に国民的歌手に成長して「帽子歌后」(帽子をかぶった歌の女王)とも「勞工天使」(労働者の天使)とも称されて親しまれた鳳飛飛、18歳の折の作品、本人の演唱でご紹介します。
 なお、58歳で世を去った鳳飛飛、存命であれば本日67歳の誕生日です。

 

 

 祝你幸福
 あなたの幸せを願う

                作詞:林煌坤    作曲:林家慶 演唱:鳳飛飛

 

送你一份愛的禮物,我祝你幸福,*1
不論你在何時,或是在何處,
莫忘了我的祝福。
人生的旅途有甘有苦,要有堅強意志,
發揮你的智慧,留下你的汗珠,
創造你的幸福。
*2
あなたに1個の贈り物を届けます 私はあなたの幸せを願っています
あなたがいつどこにいようとも
私があなたの幸せを願っていることを忘れないでください
人生の旅には楽しいことも苦しいこともあります どうか強い意志を持って
あなたの智慧を発揮して あなたの玉の汗を流して
あなたの幸せをつくりあげてください

 

(*1~*2再唱)

 

人生的旅途有甘有苦,要有堅強意志,
發揮你的智慧,留下你的汗珠,
創造你的幸福。

人生の旅には楽しいことも苦しいこともあります どうか強い意志を持って
あなたの智慧を発揮して あなたの玉の汗を流して
あなたの幸せをつくりあげてください

 

 


鳳飛飛向您致敬-祝你幸福

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テーマ:
石原裕次郎
 

 

 『わが人生に悔いなし』(わがじんせいにくいなし)は、日本の俳優であり歌手でもあった石原裕次郎(いしはら ゆうじろう、1934年〔昭和9年〕12月28日 - 1987年〔昭和62年〕7月17日)が生前最後に録音し、1987年〔昭和62年〕4月21日に最後のレコードとして発表した楽曲です。
  石原は、この楽曲を発表した3箇月後に52歳の若さでこの世を去りました。

 

 石原は、録音当時、末期の肝細胞癌に侵されていましたが、周囲はこのことを本人に告げることはなく、ひた隠しに隠していました。
 しかしながら、病状好転せぬ中で、本人も悟るところがあったようで、作詞家のなかにし礼に、「何か人生に関する歌を書いてくれ。」と依頼し、出来上がった詩に、シンガーソングライターの加藤登紀子が曲を付けてこの楽曲は完成しました。

 

 歌唱の録音は、偶々石原が静養のために訪れていたハワイ州オアフ島のドルフィンスタジオで行われました。
 体調不良のため、録音は遅々として進まず、1987年2月23日から3日間かかりました。

 

 石原の死後、その後を継いで2代目石原プロモーション社長になった俳優の渡哲也は、雑誌の取材で次のように述懐しています。
 「あの歌では、先代(先代社長石原)の本来の声が出ていません。先代のあんな弱々しい声は聞くに堪えません。もし、自分が傍にいたなら、あんな時に歌わせなかったでしょう。」

 

 また、石原の実兄石原慎太郎は、テレビのインタビューで次のように述べています。
 「俺、あの歌、嫌いなんだよ。誰だ? あんなの歌わせたのは。あんなの歌うから裕次郎は早死にしたんだよ。」と。

 

 概して、石原と親密な関係にあった方々には評判のよくない曲ですが、石原が自らの死期を悟り、来し方を振り返りながら最後の力を振り絞って歌い上げた遺言ともいえる一曲です。

 

 「タフガイ」との異名をとり「裕ちゃん」と呼ばれて親しまれた日本を代表する俳優であり歌手でもあった石原裕次郎、先月で没後32年になりました。   

 

 

わが人生に悔いなし    我人生沒有懊悔

                        作詞:なかにし礼 作曲:加藤登紀子

鏡に映る わが顔に         鏡子映出的 我向臉
グラスをあげて 乾杯を      全部乾杯玻璃酒杯
たった一つの 星をたよりに    向來信只一個星
はるばる遠くへ 来たもんだ    是遙遙地到遠方 來
長かろうと 短かかろうと      即使長和即使短都
わが人生に 悔いはない     我人生沒有懊悔

 

この世に歌が あればこそ      如果人世正是有歌
こらえた涙 いくたびか       忍耐的眼淚去的每次嗎
親にもらった 体一つで       是從父母那兒得到的 身體一個
戦い続けた 気持ちよさ       持續作戰的 心情舒暢
右だろうと 左だろうと        不論是右 還是左面
わが人生に 悔いはない     我人生沒有懊悔

 

桜の花の 下で見る        在櫻花的花的 下看
夢にも似てる 人生さ       與夢相似的人生
純で行こうぜ 愛で行こうぜ   純粹地行動生活於愛裡
生きてるかぎりは 青春だ    是就只要活青春
夢だろうと うつつだろうと    不論是夢 還是現實
わが人生に 悔いはない     我人生沒有懊悔

 

わが人生に 悔いはない     我人生沒有懊悔

 

 

 

 

 

 

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 【デニムを纏う竹内まりや】

 

 「人生の扉」は、日本のシンガーソングライター竹内 まりや(たけうち まりや、1955年3月20日 - )が、2007年5月23日に発表したアルバム『Denim』(デニム)の12曲中最後に収録されているこのアルバムを締めくくる代表曲です。

 

 作詞・作曲は共に竹内本人、編曲は竹内と同じくシンガーソングライターでもありまた夫でもある山下達郎が担当しています。

 

 アルバム題でもあり、詞中でも歌われている「デニム」とは、ジーンズなどに使われる厚手の綿の生地で、一般にインディゴという染料で上掲の画像のように青く染められているものです。
 いつの頃からか、この生地は、綺麗に染まっている新しい物よりも洗い晒して退色した古い物の風合いが好まれるようになってきて、現在では新品でもわざわざ砂で擦って洗うなどして退色したり擦り切れたりしたものがよく流通しています。

 

 52歳の誕生日を迎えてこの曲を作った竹内まりやは、老いることをデニムの退色に擬えて、年を重ねればデニムの風合いが増すように、人は幾つになってもその先に輝く何かが必ずあると主張して、聴く人のみならず人生半ばを過ぎた自分自身にも言い聞かせているのであります。

 

 この曲はシングルカットの要望も高かったため、アルバム発表の3箇月後には、新曲の「チャンスの前髪」とカップリングして、「チャンスの前髪/人生の扉」(チャンスのまえがみ/じんせいのとびら)と題するシングルが2007年8月8日に発売されています。

 

 竹内自身お気に入りの一曲、英文は伊賀流で翻訳して、中高年しか(多分?)いらっしゃらない当ブログの読者各位のためにご紹介します。

 

 なお、著作権の関係で演唱は竹内本人ではなく、1980年代に宝塚少女歌劇団をけん引した往年の月組トップの名コンビで男役であった大地真央と娘役であった黒木瞳のテレビ出演時のものでご紹介します。
 二人とも1985年に同時に宝塚歌劇団を引退して女優になりましたが、年齢は大地真央が4歳年上、歌劇団入団は何と8年も先輩です。
 しかも、黒木が入団後僅か1年で宝塚歌劇史上最速となる月組トップ娘役に大抜擢されたのは、入団9年で漸く月組トップの座に登りつめた苦労人大地の推薦によるものであり、黒木にとって大地は大先輩でもあり大恩人でもあります。
 そのためか、演唱では大地が現役時代と変わらぬ堂々とした歌いっぷりであるのに比べると、黒木は久しぶりの大地との共演で姉とも親とも慕う大先輩に迷惑を掛けてはいけないとの思いが強すぎたのか、緊張のためウェスタンピアノのように微妙に音程がズレていますが、そこのところは宝塚での経験年数8年の差と黒木の誠実さの現れとお考えください。

 

 蛇足ながら、動画ではお下げ髪のドレス姿が大地で、ボーイッシュな短髪にジーンズ姿が黒木で、現役時代とは反対の雰囲気になっています。もちろん、この共演時には二人とも既に50歳を越えています。

 


人生の扉: 大地真央 & 黒木瞳

 

 

 人生の扉
 人生的門扉

                           作詞・作曲:竹内まりや
 春がまた来るたび ひとつ年を重ね
 目に映る景色も 少しずつ変わるよ
 陽気にはしゃいでた 幼い日は遠く
 気がつけば五十路を 越えた私がいる
 信じられない速さで 時が過ぎ去ると 知ってしまったら
 どんな小さなことも 覚えていたいと 心が言ったよ

 春天再來的每次反復一個年
 眼顯現的景色 也一點點變成
 快樂地騷亂的 年幼的日遠方
 如果注意到 超過五十的我在
 如果以無法相信的快速 時候通過的話 知道
 也想記著怎樣的小事心叫了

 

 I say it's fun to be 20  
 You say it's great to be 30
 And they say it's lovely to be 40
 But I feel it's nice to be 50

  私は言うわ、「二十歳になるのは楽しいことね」と、
  あなたは言うわ、「三十歳になるのは素晴らしいことだよ」と、
  そして、みんなが言うの、「四十歳になるのは素敵なことだよ」と、
  でも、私は、五十歳になるのも嬉しいなって感じるわ

 我說,「成為二十歲愉快事」,
 你說,「是到三十歲極好事」,
 並且,大家說,「是到四十歲可愛事」,
 但是,我,感到到五十歲也高興

 

 満開の桜や 色づく山の紅葉を
 この先いったい何度 見ることになるだろう
 ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
 ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ

 盛開的櫻花 變色的山的紅葉
 會前邊到底看幾度
 開一個一個人生的門 覺得的那個重量
 想為了每個人愛的人們 活去

 

 I say it's fine to be 60
 You say it's alright to be 70
 And they say still good to be 80
 But I'll maybe live over 90

  私は言うわ、「六十歳になるのもいいわね」と、
  あなたは言うわ、「七十歳になっても大丈夫だよ」と、
  そしてみんなが言うの、「八十歳だってまだまだいけるさ」と、
  でも、私は九十歳を過ぎるまで生きているかも知れない
 我說,「到六十歲也好」,
 你說,「到七十歲也不要緊」,
 又大家說,「即使八十歲也還快樂」,
 但是,我說不定到超過九十歲生活著

 

 君のデニムの青が 褪せてゆくほど 味わい増すように
 長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ

 你的牛仔的藍退色的那樣品味為使增加
 是耀眼地取得長的旅途的盡頭的什麼 為誰也是

 

 I say it's sad to get weak
 You say it's hard to get older
 And they say that life has no meaning
 But I still believe it's worth living
 But I still believe it's worth living

  私は言うわ、「だんだん弱っていくのは悲しいことね」と、
  あなたは言うわ、「だんだん年老いていくのは辛いことだね」と、
  そしてみんなが言うの、「人生に意味などないよ」と、
  それでもまだ私は信じている、「生きることに価値はある」と、
  それでもまだ私は信じている、「生きることに価値はある」と、
 我說,「漸漸衰弱悲哀事」,
 你說,「是漸漸上年紀辣事」,
 又大家說,「意義等沒有人生」,
 但是,我還相信,「活有價值」,
 但是,我還相信,「活有價值」,

 

 

 漢文字幕版 ↓

大地真央 黑木瞳「人生の扉」「Mao Daichi & Hitomi Kuroki - Door of Life」 [自製字幕版]

 

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